私たちにとって、大地にとって、そしてそこに生きるものにとって、健やかでありたい。
大地で育ったものを食べ、使い、慈しみ、感謝する——。そんなシンプルな営みを、これからも続けていきたい。
素材の持つ力や、人々が受け継いできた知恵や技に心を動かされる、そんな出会いを大切にしたい。
私たちが自分の敷地だと大地に引いた境界線の内側であれば何をしてもいいのではない。
ふと目をやれば虫や草木や光は境界線などお構いなしに行き来しているものだし、私たちだってその境界を越えた
先にある自然の恵みや時間を超えて培われたものに支えられて生きている。
今ここにある環境を見つめて、大切に生かしていくことを選んでいきたい、そして目に見えているものの先にも
想いを巡らせる、そんな日々を紡いでいきたいと願っています。